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写真家あまのしんたろう公式ブログ『ヤミーアートブログ』

「ナンデモない日常は、ナンデモある日常なんだ」をモットーにおもしろ系な写真作品を発表しています

ヤミーアートミュージャム

「伝えたいこと」と「伝わること」

 イタリア料理屋に入って来たお客さんに、お寿司を食べてもらおうと頑張っても、なかなか食べてはもらえない。

 たとえそのお寿司がトンデモなく美味しいとしても、入って来たお客さんの舌はもう「イタリア料理舌」になっている。もう他の料理には目もくれなくて「ネタが新鮮であるか」とか「握りの巧みさ」なんかの、お寿司にとって重要な要素もチェックしてくれないはず。

 それでもその困窮した状況でお寿司を食べてもらいたいなら、覚悟を持った工夫をしなくちゃいけない。

 お寿司屋さんとしては、本当は「ハマチ」なんかが一番自信あるんだろうけど、「穴子」をあぶってみて香ばしい匂いを感じてもらったり「イタリア料理風のお寿司」を作ったり、プライドやポリシーと相談しつつ勇猛果敢な妥協をしないといけない。

 ましてやその料理が、お寿司なんてメジャーな料理でなく、アトランティス料理なんかだったりしたら、もっともっとお客さんに合わせて作らないといけなそうだ。

 料理屋に来るくらいだからお客さんだってお腹はすいている。一口食べて美味しければこっちの料理だって食べてくれるはず。

 そして、その食事を満足してもらう事が出来たら、そのお客さんはいつの日か「アトランティス料理舌」でまた来てくれる。そう期待してもいいはずだ。

 と、いうわけで、アトランティス料理人はまずは一口食べてもらう努力をしないといけないんだと思う。